何年たっても色褪せない作品、皆さんも1つはあると思いますが、私の人生に影響を与えたといっても過言ではない作品の1つに、矢沢あい先生の「Paradise Kiss(パラダイスキス)」という漫画があります。
そんな強烈な印象を残してくれた原因の1つに「ジョージ」という異次元なキャラクターがいまして(^^)
今回は、大人気漫画「パラダイスキス」(通称パラキス)を実写化された映画と比較をしながら、この作品の素晴らしさをお伝えできればと思います!
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【パラダイスキス】ジョージの魅力!モデル?年齢は?
2000年~2003年にかけて出版されたパラダイスキスですが、多くの人が虜になり影響されたと言っても過言ではないくらい、はやっていた漫画でした。
当時私は中学生だったのですが、お小遣いでせっせと買ってましたね~。
発売日には学校で友達と騒いで、次の日はパラダイスキス(ジョージ)の話でもちきりでした。(笑)
私はかなり!!この漫画の影響をうけ、未だにこの漫画を愛してやまないのですが、強烈な印象を与えてくれたのは主人公「紫(ゆかり)」の恋人であった「ジョージ」ではないでしょうか。
多くの女性は自分を紫に置き換え、ジョージと徳森くんの間で揺れ動いていたはずです。(笑)
徳森くんって誰やねん、って感じかもしれませんが、後程ご紹介いたしますのでご容赦ください。
矢沢あい先生の漫画はたくさんの名作があり、どれが一番好きかなんて選べない人も多いのではないでしょうか?
私も一番はパラダイスキス!一番好きなキャラクターはジョージ!!とは言い切れないのですが、実写で映画化されている作品となると「パラダイスキス」もしくは「NANA」かな~。と思い、今回はパラダイスキスをチョイスさせていただきました。
「NANA」についても近々記事を書きたいな~、と思います!
パラダイスキスのファンであるがために、実写化されると聞きまず思ったのが「え、あの世界を、ジョージを、実写化なんて無理!」です。笑
それ程現実味がないキャラクターなのです、小泉譲二という男は。笑
これが多くの人を虜にしてしまったジョージです。そしてご注意いただきたいのは、ジョージはモデルまでこなしてしまうデザイナー志望の専門学生(未成年)、髪の毛はブルー!(笑)
高校3年生の紫と同じ年齢なので、年齢は17,18歳ってことです。
こんな人現実世界に絶対いないわ・・・と思いつつも、ジョージのセリフはやけにリアルで心にささるものがあり、その矛盾が多くの女性を虜にさせた原因の1つであると、私は思います。
(結構名言があるんですよね~。)
ジョージだけではなく、矢沢先生の漫画のキャラクターは皆そんな感じがしますね。
人間の弱いところの表現が上手というか・・・。
漫画の世界のキャラクターなので、現実にはこんな人いない、と思いつつも現実にこんな人がいたらな~、と夢をみさせてくれるのが漫画のいいところでもあると思うのですが、色んな漫画が実写化されていくなか視聴者はどうしても原作と比べてしまいますよね~。
役者さんは大変だと思うのですが、稀にハマってしまう方もいらっしゃいますよね。
個人的な意見ですが、漫画から飛び出してきた・・・!?と思ったのは、後にも先にもNANAを演じた中島美嘉さんだけですね。
ちなみにさっきどさくさに紛れて「小泉譲二」とフルネームを書きましたが、ジョージはれっきとした日本人です!(笑)
ただ、本人が「譲二」と呼ばれることを嫌い、みんな「ジョージ」と呼んでおりますよ。何となく漢字読みとカタカナ読みの違い、ニュアンスが伝われば嬉しいです。(笑)
【パラダイスキス】映画のキャスト紹介。理想はだれ?
先程も申した通り、パラダイスキスの世界を実写化するには、どうしたって無理があると思うと同時に、皆のジョージを実写化するなんて、惨い・・・と当時は正直思ってしまいました。
結論を申しますと、私はパラダイスキスという映画を観た結果、あまり受け入れることはできなかったのです。。。
映画を観る前からマイナスな感情を持ってしまったのは、よくなかったな~。と今では思いますが、とりあえずパラダイスキス(映画)のキャストをざっと紹介していきます!
・【主人公】早坂紫 → 北川景子
有名進学校に通う高校3年生。受験を控え日々の生活にうんざりしている中、ジョージたちと出会い世界が変わる。
・小泉譲二 → 向井理
学園祭のショーでグランプリをとるためモデルを探していたところ紫と出会う。完璧主義者。
【チームジョージ】
・イザベラ → 五十嵐隼士
・櫻田実和子 → 大政絢
・永瀬嵐 → 賀来賢人
・徳森浩行 → 山本裕典
紫とクラスメイトかつ、実和子と嵐の幼馴染。
すごい俳優さんたちだと思いませんか?
キャストは豪華なのに、ファンとしてはこれじゃない感半端ないんですよね・・・。
漫画をご存じでない方は、映画はそれなりに楽しめると思います。
辛口かもしれませんが、パラダイスキス漫画版のファンからすると、あの映画はパラダイスキスの世界を全く表現できておりません。
キャスト発表の時点で期待はしておりませんでしたし、漫画のことは忘れて“映画”のパラダイスキスを楽しもうと思ってみましたが、見終わったあと、何故映画化してしまったのか・・・。という疑問(不満?)しか残りませんでした。
そんなにキャストや構成に不満があるなら最初からみるなよ!と思われるかもしれませんが、パラダイスキスのファンとしては、やはりどんな風に映画化されるのか見届けたい気持ちがございましたし、文句を言うのは映画をみてからにしよう、と決めていたからです。ご容赦くださいませ。
理想のキャストは誰だったのか?
自分で考えてみたりしたんですが、なかなかいないものですよね~。(苦笑)
そもそもジョージが日本人離れした顔立ちなので、余計にですよね。
皆さんの意見をみると、理想のキャストとして
・紫 → 柴咲コウさん、栗山千明さん
・ジョージ → GACKTさん
という意見が多くみられました!
そして、向井理さんはジョージではなく「徳森くん!」という意見も多数ありましたね!
勝手に実写化のキャスティングを考えるの、皆の理想があって結構おもしろいですよね~。
では、次にパラダイスキスとはどんなお話しなのか、触れていきたいと思います!
【パラダイスキス】ネタバレや結末は?(漫画と比較あり)
ご近所物語という漫画をご存知でしょうか?
こちらも矢沢先生の代表作ですが、この漫画の主人公「幸田実果子」の妹が、主要キャラで出演しております。キャスト紹介で気づいたかもしれませんが、櫻田実和子は実果子の妹です!
実果子とツトムの子供がでてきたりするので(漫画版のみ)ご近所ファンにとってはうれしいですよね~。
さて、パラダイスキスのあらすじ(※ネタバレ注意)ですが、北川景子さん演じる早坂紫以外の4人、ジョージ、イザベラ、実和子、嵐は同じ芸術学校の服飾科に通っている生徒で、チームジョージです。
何のチームかというと、学校で開催されるファッションショーでの作品をチームで製作しており、そのファッションショーでグランプリをとることをジョージたちは目指しています。
そのショーのモデルに紫はスカウトされました!(実和子は背が低いので・・・)
進学校に通い、有名大学への合格を目指す紫にとって、芸術学校に通い服を作っているジョージたちを最初は「自分とは違う人種」と偏見を持ち、心を許していませんでした。
しかし、ジョージらのアトリエに通い、皆の服を作ることへのひたむきな思いに気づき、そして自分もプロのモデルを目指したいと思うようになります。
そんな紫の様子をずっと見守り気にしていたのが、紫のクラスメイト、徳森くん。実は紫の憧れの人で、生徒手帳に徳森くんの隠し撮りした写真を入れてます。(笑)
そして、徳森、という名前でお分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、ご近所物語の徳森浩昭の息子で嵐・実和子とは幼馴染です!
ここからは、漫画と映画とで少し展開が変わっていくのですが・・・
ファッションショーが終わり、紫はモデルを目指し、ジョージとイザベラはファッションデザイナーを目指すため海外へ旅立ちます。ここまでは漫画も同じ。
モデルの仕事で紫がニューヨークへ行った際、偶然イザベラと再会し、アトリエの場所を教えてもらってジョージと再会・・・ハッピーエンド!が映画。
ここが漫画と一番違うところですね~。
漫画ではジョージと紫は付き合っていましたが、お互いの夢を目指すため、二人の恋人としての関係は終わっています。
悲しい別れではなく、お互いリスペクトし合い、特別な存在すぎてのことです。
ジョージは紫に一緒に来てほしい気持ちもありました。「ミューズ」という言葉を使っていましたが、ジョージにとって紫は唯一無二の「ミューズ」でしたし、これから先紫のような存在は現れないのかもしれません。それは紫にとっても同じでした。でも2人一緒にいても幸せになれないことを、段々と気づいていくのですね。
そして紫は医者になった浩くん(徳森くん)と婚約し、ジョージがデザイナーをつとめる舞台を見に行くことを示唆して終わります。
【パラダイスキス】(映画)の結末はひどい?主題歌はYUI!
先程結末について、漫画と比較してお伝えいたしましたが、映画の結末について皆さんどう思われますでしょうか?
まず予告編をどうぞ!
予告の中でも漫画とは違うストーリー、つまり違う結末であることを示唆しているのですが、この結末はむしろ漫画パラダイスキスの良さを踏みにじってしまっているようで・・・!
そんな簡単なハッピーエンドじゃないんだよ!
と、心の中でつっこんでしまいました。
素人ですがめずらしく酷評をしてしまいました。
私は割と悪い点より良い点をみたいので、甘めの評価をする方だと思うのですが、漫画パラダイスキスへの思い入れが強すぎたのか、未だにこの映画を思い出すと残念な気持ちがよみがえりますね。
ただ、俳優さんたちには何の罪もございません。演技が下手とか云々ではなく、パラダイスキスのような世界を表現するのはとても難しいんですよね、矢沢先生独特の表現力がございますし。
この独特な感じに皆惹かれてハマっていくのですよ・・・。
ですので、その世界観がなくなってしまった時点で、この映画は漫画とは全く別物の作品となってしまうのです。
この映画を俳優陣目当てであったり、「少女漫画」要素が入った映画が好きな方はおすすめいたします。
ファッションデザイナーとモデルをそれぞれ目指すお話しですので、綺麗なドレスを着ている北川景子さんを見ているだけでも楽しいと思います。
私的には、漫画の終わり方が紫とジョージの人生そのものなので、映画の結末には納得がいきませんでした。
パラダイスキスの映画の結末をひどい!と思っていらっしゃる方は、キャストとこの結末の違いに対して、納得ができないからではないでしょうか?
先程も申し上げた通り、キャストに関しては俳優陣がどうこうというよりかは、あの世界観や人物を実写化することにまず無理があり、映画は映画として漫画と切り離してみた方がよさそうですね。
そして、結末については、好みの問題もあるかもしれません。
私は漫画を先に読んでいるので、映画の結末には納得できませんが、ハッピーエンドで終わった方がすっきりする!という方ももちろんいらっしゃるかと思います。
それに漫画ファンの中にも「ハッピーエンドの結末をみたい!」という方は一定数いてるはずなので、そういう方にはおすすめできるかもしれませんね。
逆に映画だけをみて「おもしろくなかった・・・」と思った方は、是非とも漫画を読んでみてください!
そして、映画版の主題歌を担当してくださったのは、YUIさんです!
パラダイスキスのために書き下ろされた「Hello」という曲です。予告編でも流れてますが、とても前向きになれるラブソングで映画にぴったりですね(^^)
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