遂に日本でも2020年9月18日(金)~公開された、話題の映画「TENET」について、今日はご紹介したいと思います!
TENET(テネット)が意味することとは?
IMAXの醍醐味など、個人的な感想も交えながらTENETの魅力をお伝えします。
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TENET(テネット)を映画館でみるならIMAX?
まず、映画館でみようかどうか迷っている方がいらっしゃれば、是非!これは大スクリーンで楽しんでいただきたい映画です。
TENET(テネット)の映画の魅力の一つに「TENETの世界に観客が入り込める」というものがあります。ですので、個人的にはどっぷりTENETワールドに入っていただくためにも、映画館でみていただきたいですね~。
そしてIMAXは更に臨場感を出してくれる効果があるので、プラス料金はかかりますが、お近くにIMAX対応の映画館があれば、私なら絶対IMAXバージョンでみます!
残念ながら私は今回、IMAX対応の映画館ではみれなかったのでMX4Dというアトラクション型のバージョンでみましたが、個人的にはいりませんでした。(笑)
こちらの方がIMAXより追加料金かかるのですが(1000円プラスだったかな?)、TENET(テネット)にはあまり適していないような気がします・・・。
MX4DはIMAXと違って、風が吹いたり、水がかかったり、椅子が動いたり、確かにアトラクション型で普通の映画館では味わえない楽しさもあるのですが、TENETは集中してみたい映画なので、そういった動きは集中力が欠けてしまい、私は不要と感じてしまいました。
1年前に実写版の「アラジン」をMX4Dでみたときは楽しかったので、映画のジャンルによりけりかもしれませんね。
あと、私はコンタクトなのですが、TENET(テネット)は途中何度も風が吹いてきてですね、目が乾くので風が出てくるところ(椅子のひじ掛け)を手でおさえていました。笑
顔に水がかかったときは、目をつぶってしまい、ちょっとイラっとしてしまいましたよ。笑
好き嫌いが分かれるところだと思うので、私の意見は参考程度にとどめておいてくださいね!
TENET(テネット)の意味・語源とは?内容は意味不明?
では、TENET(テネット)について、お話ししていきたいと思います!まずは、公式の予告をどうぞご覧ください~。
どうでしたか?
もう、クリストファー監督ならではのとんでもない“世界観”が、予告でもバンバン感じられますがどんな映画なのか全く予想ができませんよね。(笑)
公開前から「時間」を題材にしていることから、「インセプション」と比較されることも多かったですが、映画を見終えてからいえることは、「インセプション」とは全く違う、別物の映画ということです。※私はインセプションの大ファンです。笑
あと、気づいた方もいらっしゃると思いますが、この映画CGが使われていないんですよね・・・!どこまでも“リアル”さを大切にしている監督の思いが伝わると同時に、リアルさと今回題材にされている「時間の逆行」という、現実では考えられないものを同時に味わう矛盾さはありました。
では、TENET(テネット)の意味について考えていきましょう!
言葉の意味は「主義」でいいと思います。映画の中でも「主義」と訳されておりました。
今回お伝えしたいのは、TENET(テネット)という単純な言葉の意味ではなく、この文字に隠されている意味をお伝えしたいのですが、この文字を見ていて気付くことはありませんか?
映画のポスターなどでも文字が半分反転しているので、気づいた方も多いと思いますが、反対から読んでもTENET(テネット)になります。「回文」を使用しているんですね。
先程も少しお話しいたしましたが、今回は「時間の逆行」がテーマとなっております。そして、最後のクライマックスでは時間の“順行”と“逆行”と挟み撃ちのようにして攻防戦が繰り広げられていくのですが、この回文には「挟撃」の意味も込められていると思います。
更に、TENETという単語の回文のみならず、“SATOR式”というラテン語の回文と関連していることが分かっているのですが、SATOR式とは何かといいますと
「SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS」
この文章も回文になっていますよね?
意味は「農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする」という意味なのですが、意味に固執しなくても大丈夫です。
問題は、この回文を四角に組むと縦横同じように読めるということです。↓
そして上図の通り、真ん中でクロスしているのが“TENET”なんですね~。
しかも、TENET以外の4つの単語は、劇中で使用されていてとても重要な意味を果たしています。いくつ見つけられるかは、映画をご覧になって答え合わせしてみてください!
私はこの回文を後に知ったのですが、クリストファー・ノーラン監督の頭の中は一体どうなっているのか・・・!度肝を抜かれましたね。
「時間の逆行」ということで、最初は何が起きているのか訳が分からず頭が混乱します。(笑)恐らくストーリー自体は単純なのですが、この「時間の逆行」という前代未聞の世界が入り込むことにより、すごく複雑にみえてしまうのだと思います。
その結果「意味不明!!」とお手上げになってしまい、置いてけぼりを感じてしまう方もいらっしゃるようです。(私も半分そんな感じでした。笑)
頭の回転が速い方は、理解も早いのだと思いますが、この映画をこれからご覧になる方へ私からアドバイスするとすれば、「1回で全てを理解しようとしないこと」です。意味不明、でいいのです。
インセプションもそうでしたが、TENET(テネット)のいいところは“何回みてもおもしろい”ところです。
最初の回文しかり、下調べしてから見るのもいいのですが、何も知らないでみると必ず【疑問】が残ります。その疑問を解決したくなる=もう1度みたくなる、のです。
クリストファー・ノーラン監督もおっしゃっていますが、頭で考えずに体で感じてほしい、と。もっと単純にこの「時間の逆行」という世界を体感し、楽しんでほしいです!
途中で気づくのですが、ジョン・デヴィッド・ワシントンが演じるのは「名もなき男」、であり名前が分からないんですね。クリストファー・ノーラン監督はCGを使わず“リアル”さを追求しておりますが、「名もなき男」とすることにより、より観客を映画の世界、「TENET」に巻き込もうとしていることが分かりますよね。
ジョン・デヴィッド・ワシントン自身も、未だにTENETを全て理解できていない、とおっしゃっています。(笑)そしてTENET(テネット)で合言葉のようにしてでてくるのが「無知は武器」です。
知らないことの方が有利になることもある、ということですね~。
私もチャンスがあれば、2回目をIMAXでみたいな~と思っていますが、ブルーレイ発売されたら絶対買います!笑
久々にこんな映画をみれて、謎は残り「スッキリ!」はしませんが、この余韻がたまらなく好きな私には、「楽しみにしていてよかった~」と思える映画でしたよ!
TENET(テネット)ニール役などキャストをご紹介!
重要人物を中心に、簡単にキャスト紹介をしておきます!
・名もなき男
ジョン・デヴィッド・ワシントン
・ニール
ロバート・パティンソン
・キャサリン・“キャット”・バートン
エリザベス・デビッキ
・アンドレイ・セイター
ケネス・ブラナー
・アイヴス
アーロン・テイラー=ジョンソン
もっと詳しくご紹介したいのですが、今回はニール役にフォーカスをおきたいので、最小限のご紹介となっております。
名もなき男のジョン・デヴィッド・ワシントンは、皆さんご存知の通りデンゼル・ワシントンのご子息ですね。デンゼル・ワシントンといえば皆さんイコライザーのイメージでしょうか?
私の大好きなクリスパインとも「アンストッパブル」で共演されてますよ~!
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ジョン・デヴィッド・ワシントンは今回の撮影がいかに大変だったか、お話しくださっているので、宜しければこちらのメイキング動画ご覧ください。
そして、是非注目していただきたいのが、ニール役の「ロバート・パティンソン」です!
最後の最後で、まさかの友情をみせられ、不意打ちすぎてうるっとしてしまいましたが、こういったヒューマンドラマを仕込んでくるのも、クリストファー・ノーラン監督の魅力ですよね~。
私は久々にロバート・パティンソンをみたのですが、ハリーポッターのセドリックのイメージが強い人も多いのではないですかね?
私は大のトワイライトファンですので、ロバートパティンソン=エドワードで、クリスティンスチュワートの元カレです。(笑)
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TENET(テネット)を楽しみにしていた理由の一つに、ロバート・パティンソンが出演していることがあったのですが、予想以上の素晴らしい役で、上から目線で申し訳ないのですが「大人になったな~、こんな役もするようになったのね」としみじみしてしまいました。(笑)
ロバート・パティンソン演じるニールは、今回名もなき男の相棒、という立ち位置ですが、正直クライマックスまで、敵なのか味方なのかよく分からないところがあったのです。
先程も触れましたが、最後で名もなき男との思わぬ友情の深さを知ることとなり、観客は「はっ!」となったはずです。詳しくはネタバレになってしまうので、言及はいたしませんが、このニール役の正体を分かったうえでもう1度TENET(テネット)をみると、また違った見え方があり楽しめると思います。
そんなロバートパティンソン、来年公開予定の「ザ・バットマン」で主役を務めており、こちらも楽しみですね~。今回も素晴らしい演技だったので、どんなバットマンをみせてくれるのか、期待大!でございます。
TENET(テネット)とインセプションは別物
クリストファー・ノーラン監督の中でも特に注目をあびた「インセプション」や「インターステラー」、両方とも素晴らしい映画で、今年IMAXで再登場したことでも話題となっておりましたね。
私は「インセプション」がもう10年も前の映画であったことに驚きました。コンスタントにみたくなる映画の1つに「インセプション」があるのですが、10年たった今でも、古さを全く感じさせない素晴らしさがあります。
今回、TENET(テネット)公開にあたり、「インセプション」との関連性があるのか気になる方もいらっしゃると思います。
先に述べておりますが、インセプションとの明確な関連性はございません。ただ、ジャンル的に似通っているところは確かにあると思います。
インセプションは「現実」と「夢」を行き来し、そこにアクションやヒューマンドラマを兼ね備えた作品となっております。
今回TENET(テネット)は時間の「順行」と「逆行」がテーマとなっており、両方ともタイムトラベル的なところはあるかもしれませんね。
恐らくTENET(テネット)は、インセプション同様10年後も愛される伝説的な映画になると思いますが、個人的にはインセプションの方が面白かったです!
TENETは最後で「名もなき男」が自分なりの道を開いて幕を閉じるのですが(私なりの解釈で間違っていればすいません)、インセプションは、最後視聴者に判断を委ねるんですよね。
好みの問題ですが、私は最後もやっとして終わる方が自分なりに決着をつけられるので好きです。
TENET(テネット)もそうですが、視聴者を巻き込んで映画を完成させるところは、さすがクリストファーノーラン監督、といったところでしょうか。
次回作があれば、どんなクリストファーワールドをみせてくれるのか楽しみですね!
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